映画などの影響から人を襲う恐ろしいイメージも持たれているサメは実際にはどのような生態を持ち、どのような種類のものが存在しているのでしょうか?
サメは多くの動物と同じく、背骨がある脊椎動物に属していますが、実は骨が軟らかい軟骨魚類です。その点は鯛などの硬骨魚類とは大きく異なり、現代においては軟骨魚類は魚類全体の3.5%しかいないと言われており、以前はサメはこの軟骨魚類であるという特徴から原始的な種だと考えられていましたが、現在では硬骨魚類とは別の進化を遂げた魚であるとされています。
軟骨魚類の最も大きな特徴のひとつとしては受精方法が体内受精である事が挙げられ、サメは交尾をする事でも知られています。また、他の多くの魚が多くの子を残して生き残りを図った事に対して、サメなどの体内受精を行う事により、少ない子を大きく成長させる事で生き残りを図ってきたと言えます。
このようにサメには多くの特徴があり、近年では深海ザメの研究も進んできた為、これから益々、クローズアップされる可能性を持った存在だと言えるでしょう。
この「サメ図鑑」のサイトではサメの魅力を伝えるのと同時に日々、内容の充実に努めていく予定ですので、末永く宜しくお願い致します。
2013年10月20日