ネコザメ- ネコザメ科 -

ネコザメ写真1
分布
ネコザメは日本を北限に南は台湾辺りまでの西太平洋温帯海域にまで分布してます。
活動時間帯
ネコザメは夜行性のサメである為、夜に活発に活動しています。
ネコザメ写真2
その他の名称
猫鮫
英名:[Japanese bullhead shark]
学名:[Heterodontus japonicus]
大きさ
最大級のものでも1.2m位。
特徴
ネコザメは通常、水深5~40m位の暗礁などに住むサメで、頑丈で飼育も容易な事から水族館などでも見る機会が多い種類だと言えます。

ネコザメは一見、サメに見えない独特の外見をしており、出っ張った目、小さな体に不釣合いな大型の鰭、体の表面にある縞模様が大きな特徴となっています。主に餌となるものはサザエやなどの貝類やエビやカニなどの甲殻類で、固い殻をバリバリと砕く、強靭な奥歯を持っており、砕いた後はやわらかい中身だけを食べ、固い殻は綺麗に吐き出します。また、硬骨魚や軟体類の生物を食べる事もあるようです。
その他のネコザメの特徴としては岩場に体を固定させる為の煙草入れのような形をした突起を持っている事でも知られています。

ネコザメのメスはかなり特徴的な卵を規則的に産んでいく事で上手に繁殖しています。
ネコザメの卵の形に関しては以下の写真を参考にして下さい。
ネコザメの卵